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「特に若い人たちに呼びかけたい。オーストラリア・アボリジニ、ニュージーランド・マオリ、北海道・アイヌ…、世界中のいかなる先住民に対して不正が行われていることに気がついたら、そのために何かを行う責任が私たちにはあるのだ。それを自覚してNO!と叫ぼう。自ずからの意思を示し、立ち上がり、何らかの行動を起こしてくれないか!
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…ビッグマウンテンでいまなお抵抗を続ける年老いた長老たち。
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そのあと署名に添えて届けるメッセージ(原文英語)の内容を作成者のミリコさんより皆に伝えてもらいました。 署名は集め始めて約40日で4000人以上集まりました。そして約100人の人が参加者としてそこに居ました。残念ながらアメリカ大使並びに代表する人は当日は居ませんでした(居ても原則として彼らは直接受け取らないということは事前の連絡で言われていましたが)。ゲートのところの職員の代表の人が授かり、後日大使の方に渡すということになっていましたのでその人に受け取ってもらい、後日電話にて確認させてもらうとのことを伝えると「約束しますが、念のためぜひそうして下さい」との返事をもらいました。 そのときミユキさんがサンダンスの祈りの唄を歌いはじめ、皆で大使館の巨大な建物の向こうに見えるビッグマウンテンに続く空と大地を想い歌いました。 それから現地解散となりました。
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もちろんレインボーパレード会場からデニスの呼びかけで参加してくれた10代の若者や、子供たちも参加していました。署名はコピーした分を手渡しました。歩き出す直前まで集めていたりコピーしきれずに直前に届いた分など正確には4000人以上の分は数え切れませんでしたが、僕自身勝手に4、444人(?4はインディアンの聖数)だったのではと思っています。デニスのアドバイスによりオリジナルは手許にとってあり、来年2月まで引き続き集めてゆきますので、最終合計してアメリカ大統領宛に送るつもりです。
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ありがとうございました。 山口HAL(記)
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署名につけて渡した手紙(原文は英語) アメリカ合衆国大統領殿 ビッグマウンテンに残る長老たちのことを考えて下さるよう心からお願いします。彼らはこの大地の守り人です。聖なる大地の平和と調和を保つ手助けをする人びとです。それはちょうどあなたがたがお母さんを大切にするように、彼らは大地を傷つけないよう奪い取ることのないよう心掛けてきました。彼ら長老たちは地球のバランスと調和を保つ聖なる知恵を保つ人びとです。もしあなたがたが、かれらを伝統的な土地から強制的に移住させるならば、世界にとって生きた遺産である彼らの文化や宗教はこの地上から永遠に消えて行ってしまうでしょう。なぜなら祖先からの贈り物である大地との密接なつながりが失われてしまうからです。ディネ(ナバホ)のクニはそこで途絶えてしまうように思われます。 私たちはそんなことが起こらないよう望んでいます。彼らがその土地に留まり、平和に暮らし、母なる大地と人びとのために儀式を行い祈り続けていけるよう、そして私たちと彼らがともに未来の世代に対し希望が持てるよう私たちは願います。私たちが彼ら先住民の教えから学んだこと、それは地球は私たちのお母さんだということです。私たちのすべてはそこから生まれその一部であり、互いにつながりあい関わりあっています。ビッグマウンテンで起こることは何であれ私たちすべてに影響を及ぼします。 どうかこの人びとと大地を尊重して下さるようお願いします。私たち人類全ての意識が変わらなければこの20世紀の文明はもうこれ以上先へ進むことはできないと理解します。 母なる地球を守るため |
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