1月16日(日) くもり
16日ようやくWalkに加わることができた。年末・年始であることも承知で準備に集中し、なだれこむように31日に、集まってきてくれた皆さんと計らずも飛騨の先住民であった両面
スクナを開祖とする丹生川村千光寺のログハウスに迎えることが出来た。
翌2000年元旦、Y2Kなどものともせず霊山位山の分水嶺を出発した皆さんと、その日の中間点で昼食をとったあと
Pon-chan のこともあって、ひとまず高山に引き帰すことにした。この時期、時間をつくって、それぞれにできるサポートを気持ちよく引き受けてくれた仲間たちのおかげで、何とか役目を果
たさせてもらったことがうれしい。酸素など、病院でのケアで割と早く体調をとり戻して暇をもてあますくらいに回復した
Pon-chan から、皆によろしく、という言葉をもらって16日夜中、炊き出しの榎chan、付知で色々連絡をとってくれた無量
小路さんと私の3人は高山を出発して、朝、難なく笹子トンネル東口に着いた。
位山から出ていった人たちの顔が無性になつかしい。はじめて会う人も沢山。皆の顔が光って、おだやか。皆といっしょに歩き出す。何もいえず気持がいい。おいしい昼食をはさんで25k、最近こんなに歩くこともなかった。歩くことがこんなに気持ちがいいということをもう一回しみじみ感じる。皆に合わせて少し早めに足を運ぶのがいいテンポで体が軽い。南無妙法蓮華経のしょうみょうが自然に口に出てくる。歩くことで生まれるエネルギーが体全体を巡っていて快い。うしろの方はセイクレッドランのようにほとんどかけ足になることもある。ふしぎな顔で見送ってくれる人に軽く「コンニチハ」と声をかけたり会しゃくしたり、空もきれい。いい調子で歩いているうちに国道20号線車道沿いを歩くため、自然に、お互いがちょっとづつ気を配り合ってゆるやかな流れになって歩く一つのエネルギー体のよう。ホントに。
出る前に東京から送ってきたサポートグループのメツセージが記している危ぐを、このエネルギー体が大丈夫、と教えてくれる。2週間余りwalkを共有する中でいろんなことが湧き起こり、皆で一つづつ越えてゆく作業が自然にこの中には息づいているように見える。メッセージは私のまわりにもコミュニケーションを創り出してくれた。これからもこの作業は、重ねられてゆく。Oh!
Big Mountain スピリット!願われたものは、少しづつその真なる目的に沿って育っています。そしてその結果
としてここに創り出されてゆくものが世界を少しづつ変えてゆくように思えてきた。Walkは一歩一歩着実に
Big Mountain に近づいてゆく。心はBig Mountain へ 飛んでゆく。明日は飛騨へ戻りますがどんなこともしっかり受けとめ越えてゆく力を感じてワーイという感じ。どうもありがとう、心から感謝。
[文責:OHARA]
お世話になったピラミッドにて
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ヒロさん
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