1/14(金) 快晴
美しい富士山を眺めながら朝日を迎えた朝。サークルをつくり、みんなでインディアンの歌を歌っていると、一羽のトンビが天空を舞いながら見守っている。自分にとって6回目の、大鹿での浄化された体に、光いっぱい浴びながら一歩一歩祈りながら歩く。春のような天気では身も心も美しくなる。17歳の私にとって、このウォークは大きなチャンスであり、毎日が学びの日で、ウォークに参加できたことに感謝している。そして暖かい心を持ったウォーク参加者にも感謝の気持ちで一杯だ。
ウォーク中たくさんのことに気がつく。私たちはあまりも多くの事に気付かずに、日々を過ごしている。世界は人間だけが生きているんではないこと。そして大地で起きていることに…。人は誰でも翼を持って生きていることを信じている私にとって、手と翼そして全てに心を開いて歩くと幸せになり、喜びを得ることは人生において重要なことだと毎日感じる。時々歩くのがつらいが、太鼓の音や歌を歌うことによって身も心も軽くなり、そして大地と会話できるようになる。
昼過ぎから甲府市内に入って行くと、排気ガスのせいでのどが痛くなり、疲れてくる。今日の目的地である日本山妙法寺への長くて急な坂を越えるのがきつかった。待ってくれていたサポーターの皆さんに暖かく迎えられる。サポーターがいるからこそ、私たちは歩くことに専念できることに感謝している。今日は日本山妙法寺と法光寺の分宿になった。夜、私と一部の人は佐藤上人の1976年のアメリカ大陸横断コンチネンタルウォークの話を聞いた。アメリカに歩きに行くことに悩んでいる私にとっては、とても興味深かった。
最後に全てのものに感謝する。大鹿で、母なる大地の子宮に再び入れたことにも感謝で一杯だ。毎日は新しく、違い、学びの日々である。私たちの祈りが神に届きますように。FREE
BIG MOUNTAIN !
[文責/吉田衣里・神戸出身]
昼食でお世話になった韮崎の大蓮寺さん、休憩で立ち寄った際、美味しいパンをたくさん頂いた広い庭のあるレストラン・ベルクさん、本当にありがとうございました。また日本山妙法寺は、故・ニッパシさんが出家されたお寺で、インディアン・ムーブメントとも縁がとても深い。泊めていただいた甲府道場は市内を見下ろす中心部の山の頂にあり、立派な仏舎利塔がそびえ立っていた。その向え側には傾いたプレハブの、すきま風がピューピュー入り込む、床がへこんだ、水道もない、77歳の佐藤上人が住まうお寺(道場)があった。上人はオランダの木靴を履き、若草色のベトナムのお坊さんから貰ったという法衣をまとい、ピーンと背筋を伸ばし、大きな声でかくしゃくとしている。ハルも僕も一目でファンになってしまった。
今日はポッカポカの快晴で、南に富士山、北に八ヶ岳、西に甲斐駒ヶ岳、東に金峰山を望み、気分は最高。衣里やカメラマンのカツミさんなどは、車の来ない農道でスキップしたり、アラレちゃんのように飛行機になってブ〜ンと飛んでいました。
朝のサークル33人、ウォーカー26人、歩行距離約28km。
[文責/あきお]
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