デイリーレポート



1/3(月)雨のち曇り

 朝5:00起床、6:30出発。雨の中のウォークとなる。
 飛騨を越え、美濃に入る。山深かった飛騨川沿いから、空が広い開けた土地になる。加子母(かしも)町に入りしばらく歩いていると、地元の見知らぬ 男性がみかんの差し入れに駆けつけてくれた。うちわ太鼓の音を聞き、もしやと思い、家から車で追いかけてきたのだという。中京テレビのお正月のニュースでウォークのことを知って、とても感動したとのこと。3分ほど放映されたらしい。そして今またゴミを拾いながらウォークを続ける姿を見て、さらに感動したという。見知らぬ 土地での予想もしない激励に、僕らも大感激。そして改めてメディアの力を痛感する。

 元旦の岐阜新聞社会面にも、再び大きな写真付きでウォークの記事が出た。先日は中日新聞の取材もあった。じわじわと水の波紋のように報道がつながり、ルート沿いに祈りが広がってきている感じだ。この調子で、なんとか東京でも新聞やテレビ報道してもらいたいものだ。

 15:45、全28kmを歩き、付知(つけち)町道の駅に到着。参加者23名、内子供1名。終了後、全員で念願の温泉に直行する。今日は温泉に必ず行こうと決めていたため、いつもより早足だった気がする。それにしても、まだ3日目とはいうものの、今日の雨と山越えはかなり体にも負担が大きかった。

 今年初めての、3日ぶりの風呂は、南木曽温泉木曽路館。ぬるっとした泉質で、もちろん露天付き。夕日を眺めながらゆっくり入っていると、足の痛みも癒えてくる。極楽気分だったが、これで風呂上がりのビールでも飲めれば最高だったんだけどね。入り口で升酒の振る舞いが全員にあったのだが、「全員禁酒会なもので…」と断りを入れたときも、「これは踏み絵だなぁ」なんて声も聞かれました。2/1までのノー・アルコール、先は長いけど、がんばりま〜す。 

 今日の宿泊も坂下町松源地(しょうげんぢ)公会堂。帰ってビックリ! 夕食はインディアンのフライブレッド・ナッツ&レーズン入りとブルーコーン入りの羊のシチューという、ディネの伝統食。味付けも薄く、自分で塩を足すのトラッドなスタイルで、本場の味そのもの。毎日毎日、豚汁、カレー、炊き込みご飯と、限られた食材で美味しい料理をつくってくれている長野県望月町の日光ゲンさんと谷口マサさん、そして大鹿村の田村至と、各地元のサポーターの皆さんには、本当に感謝。ありがとう。そして日本一美味しいベーコンとソーセージを送ってくれた北海道の牧場主松山さん、お米とコーヒーを持参してくれた大鹿村のアキさん、お餅やブルーコーンや様々な食材を持参してくれたゲンさん、野菜やフルーツを持参してくれた長谷村の松尾さん、タカさん、ヒラメさん、ダミンというバンドをやっている小坂村の森さん、ゆうこさん、はじめさん、坂下村の樋口さんご夫妻、千野ちほさん、カンパをくださった吉村としひこさん、ほか、多くのみなさんの暖かいお心遣い、本当に感謝します。ウォークはまだまだ続きます。どんな食材でも結構ですから、ご供養いただけると幸いです。

[文責:あきお]