|
スエーデンの親族の皆様 (2005 年 9 月 29 日) 文:バヒ・キャダニー |
|
ブラック・メサならびにビッグ・マウンテンのコミュニティーにおける、伝統派ディネ・レジスタンス・ムーブメントからのステートメントをお 送りします。 過去 40 年近く、私たちは太古からの主権を維持し、米国政府のエネルギー政策の植民地的侵入に抵抗してきました。この中で、私たちは多くの勝利も経験しましたが、残念ながら故郷の略奪、偉大な叡智をたたえた長老たちの死、地域に根ざした儀式や伝統の喪失を経験してきました。 私たちが勝ち取った勝利、それは私たちにはまだ意欲とスピリットが残っていること、過去の伝統や歴史を大切にしているということ。そして最大の勝利は伝統派ディネによる米国政府の強制移住政策への抵抗を通じて、ピーボディ・ウェスタン石炭会社の石炭採掘権を1964年当初の設定地域内にとどめさせてきたことです。20年前にディネの抵抗運動が完全に潰されていれば、ピーボディの掘削機はすでに我々の聖なるビッグ・マウンテンの麓まできているところで しょう。 現在の強制移住抵抗コミュニティーの人口は非常に少ないものの、抵抗者らは皆次のような見解を持っています:1974 年に始まった米国政府による移住計画は、ブラック・メサの地下に眠る石炭と水資源の調査を目的としていた、ということ。米国政府の法的機関も、米国議会も、この土地にディネとホピの間に 「部族間土地問題」があったことを証明してはいないのです。 しかしながら、残されたわずかな伝統や儀式を実践する民として、人間として、私たちは今この闘いに屈服させられつつあると感じています。この闘いとは先祖伝来の土地を、条約や主権にのっとって守り通そうとする闘いです。残されたわずかな長老たちは高齢化し、そのため精神的な抵抗運動を導く力を失いつつ あります。 若者たちは現代アメリカ文明に飲み込まれつつあり、私たちが部族の伝統を未来に向けてよみがえらせる希望を託してきた彼らはすでに民族の歴史を忘れ始めています。伝統派の移住抵抗者はもう自分たちの土地を自由にすることもできません。人々の所有していた羊やヤギの数、トウモロコシ畑の面積も大きく減少、さもなくば完全になくなってしまっています。 先祖伝来の土地を守り続ける数少ない長老の存在、彼らが牛や羊の群れとともにいるのを見るとき、そこに昔ながらの生き方がまだ残っているという希望を感じます。彼らを訪ねその生活をみれば、この希望はより強くなります。長老たちが日々の生活で直面する困難を見るのはつらいことです。ただ水を汲んでくる事、冬家を暖かくすること、調理をしたり、灯りを灯すための燃料を調達すること。食べ物や医薬品を手に入れること。薪や水を運ぶため車を維持すること、干ばつがきたら家畜に水をはこんでやること。 先祖伝来の土地 ー 米国政府はこれらの土地はもう彼らの土地とはみなしていない ー に家族が住み続けることができるよう、必死の努力を続けている長老たちがいます。このような希望の息吹が、ビッグ・マウンテンやブラック・メサの辺境の地でいまだに続いているのは驚くべきことです。彼らの部族政府はもう何年も前に彼らを見放し、今となっては彼らを助けようともしていないことは非常に悲しい事です。先祖伝来の土地を守り続ける彼らを支援してくれているのは、世界中の個人なのです。 このような支援者の多くは若く、裕福でもありません。ただ彼らには大きな心と、人権のため、人種差別のために闘う意志があります。このような支援者の存在は、ブラック・メサやビッグ・マウンテンで伝統的な生活が続ことへの希望でもあります。彼らが提供してくれる希有な支援の中には、長老の家の補修、羊やヤギの面倒をみること、薪運び、水汲み場の修理、食料や医療品の寄付などがあります。中でも、ただこの辺鄙な場所にある住居を訪ね、数日、数週間を過ごし、長老たちと握手して、このどうしようもない世界に希望を残してくれていることに、感謝の言葉を述べてくれること、このような行為こそが、人類にまだ希望があることを、私たちに教えてくれます。 伝統的な先住民である、ブラック・メサのディネ、ホピの人々の声や願いは未だに政府に聞き届けられていません。彼らに代わってのお願いです。皆様が国内外の政府機関に対して、ブラック・メサでの人権調査が行われることを継続的に訴え続けて下さい。また、皆様の団体がブラック・メサを訪問されるご意向がありましたら、ぜひ訪問していただきたく思います。 皆様の思いや祈りに感謝します。ディネやホピの伝統的コミュニティのことを忘れずに支援してくださる事に感謝をこめて。 オール・マイ・リレーションズ。 1977 年に始まったビッグ・マウンテンでの、オリジナル・トラディショナル・リジスタンスの名において。 バヒ(ジョーダグビー)キャダニー |
![]()